2024年11月5日火曜日

励まされるセリフ

 励まされるセリフ。苦境に立たされている人が、いかに現実と対峙するか。

①鋼の錬金術師1巻の「立って歩け 前に進め お前には立派な足がついてるじゃないか」。恋人をなくした天涯孤独の若い女性が、死人を復活させられるという教祖にすがりついて生きてきたのだけど、教祖がペテン師だと分かって絶望した時、主人公のエドがその女性にかけたセリフ。確かにエドは、錬金術を研究して亡くなった母親を復活させようとしたら逆に腕と脚を失ってしまったという、過酷な絶望を経験してきてはいるのだが…。

②名探偵コナン29巻の「逃げるなよ灰原… 自分の運命から…逃げるんじゃねーぞ」。灰原は、端的にいうと自殺しようとしたのだが、コナンがギリギリのところで命を張ってそれを救い、こういった。これはのちに灰原の「あなた言ったじゃない…逃げるなって…運命から逃げるなって…守ってくれるんでしょ?」という決意のセリフへもつながった。

③ファイナルファンタジー10の「悲しくても……生きます。生きて、戦って、いつか、今は変えられない運命でもいつか……必ず変える。まやかしの希望なんかいらない。」というユウナのセリフ。

ユウナの一行は、世界各地で暴れて自然災害のように街を破壊し人々を殺している「シン」を倒すために、長い旅の果てにユウナレスカに究極召喚を授かりにきたのだが、究極召喚ではシンを一時的にしか止められないということがわかった。

究極召喚はそれと引き換えに召喚士は死ぬというもので、ユウナは自分の命と引き換えに世界を救うというつもりでここまで来ていたけども、そういうやり方では世界は救われないということがわかった。

「究極召喚は希望であって、希望がなくなったら生きていても悲しいだけだ。他の召喚士もみんな希望のために死んでいった」というユウナレスカに対して、ユウナはそのような形で、「まやかしの希望」でしかない究極召喚は使わないという決意の言葉を返した。

RPGなので、その後ユウナレスカが「あわれな、それならばここで終わりにしてやろう」みたいなことを言ってボスとして戦うことになるのだけど…。

命をかけて求めてきた「希望」が「まやかし」だったと知った時に、それでもあきらめようとはしなかった。生きることと死ぬこと、希望と絶望が交錯している。

2024年11月4日月曜日

暗い人

暗い人が好きだ。男女関わらず、ね…。

なぜかって、世の中は本来暗いもののはずで、だから、暗い人というのは世の中の真実を捉えられているから。

これは、誰だって悲しいときはあるとか、一見うまくいっていそうな人でも実はつらい事情があったりする、というような話とはまったく関係ない。

そういうことではなくて…世の中の暗さを自然と直視せずにはいられない人、ということ。

ここまでで終わりにしたいのだけど、最後に一つ付け加えると、そういう意味において中島みゆきは良いのである。